人手不足による倒産・廃業が増加する時代へ。人を育て、技術を磨き、ものづくりの未来を支えるハマツール

中小製造業を取り巻く厳しい現実

日本の中小企業にとって、人手不足は採用だけの問題ではありません。生産体制の維持、熟練技術の継承、受注への対応、そして企業の存続にも関わる重要な経営課題となっています。

帝国データバンクの調査によると、2025年に全国で休廃業・解散した企業は 6万7,949件。前年の6万9,019件からは減少したものの、過去10年間で2番目に多い水準となりました。また、休廃業・解散した企業のうち、直前期の決算が黒字だった企業の割合は49.1%となり、調査開始以来、初めて50%を下回りました。

こうした数字から見えてくるのは、赤字経営だけでなく、人材の確保や後継者問題、コスト上昇、将来への不安など、複数の課題が企業の事業継続に影響している現実です。

特に製造業では、長年培われてきた技術を誰が引き継ぐのか、限られた人員でどうやって生産を維持するのかという問題が深刻になっています。

「仕事はあるのに、人が足りずに受注を増やせない」

「熟練技術者が退職すると、難しい加工に対応できなくなる」

「採用しても、一人前の技術者に育つまでには時間がかかる」

こうした悩みは、多くの中小製造業に共通するものではないでしょうか。

これからの製造業には、人を確保するだけでなく、一人ひとりが能力を発揮できる職場環境を整え、技術を次の世代へつなぎ、限られた人員でも力を発揮できる生産体制を築くことが求められています。

人手不足の時代だからこそ、「人を育てる」ことが企業の力になる

人手不足への対策として、設備の自動化や省人化は重要です。しかし、設備を導入するだけで、すべての課題が解決するわけではありません。

機械の能力を引き出す知識、加工条件を判断する技術、品質を見極める力。こうした人の技術があってこそ、設備を有効に活用できます。

だからこそ、これからの中小製造業には、設備の改善と人材育成を両立させる視点が必要です。

作業を効率化しながら、人がより高度な仕事に挑戦できる環境をつくる。経験を積んだ技術者が若手を育て、身につけた技能を組織全体の財産として残していく。

人を単なる労働力として捉えるのではなく、将来のものづくりを支える人材として育てることが、企業の持続的な成長につながります。

女性の活躍が、ものづくりの可能性を広げる

人材確保が難しくなる時代だからこそ、性別やこれまでの経験にかかわらず、一人ひとりが能力を発揮できる職場づくりが重要です。

製造業には、機械を操作する仕事、加工状態を確認する仕事、精密な測定を行う仕事、加工方法を考え工具を設計する仕事など、さまざまな役割があります。

必要なのは、性別ではなく、技術を身につけようとする意欲と、目の前の仕事に真摯に向き合う姿勢です。

女性がものづくりの現場で活躍し、経験を積み重ねながら技術者として成長することは、企業にとって貴重な人材の可能性を広げることでもあります。

そのためには、安心して働ける職場環境、仕事を学べる教育体制、成長に応じて新しい仕事に挑戦できる機会が欠かせません。

働きやすい環境を整えることと、技術力を高めること。その両方を大切にすることが、これからの製造業の人材育成につながると考えています。

オペレーターから熟練技術者へ。そして、職人を目指す

ものづくりの技術は、一日で身につくものではありません。

最初は機械の操作方法や作業手順を学ぶところから始まります。経験を重ねることで、機械の特性や加工状態の変化が分かるようになり、やがて加工条件の調整や品質の判断、トラブルへの対応など、より高度な仕事を担えるようになります。

そして、その先には、図面から完成形状を思い描き、加工手順を組み立て、工具の選定や条件設定まで考えられる熟練技術者の世界があります。

さらに経験と技能を磨き、わずかな違いを見極め、自らの判断と工夫で高い精度を追求する。そこには、ものづくりに誇りを持つ職人の姿があります。

私たちが大切にしたいのは、決められた作業をこなすだけではなく、自分で考え、工夫し、改善できる人材を育てることです。

オペレーターから技術者へ。技術者から熟練技術者へ。そして、職人へ。

この成長の道筋を描き、先輩から後輩へ技術を伝えていくことは、個人の成長だけでなく、会社全体の技術力を高めることにもつながります。

熟練者の経験を若手へ伝え、人が身につけた技術を設備や仕組みと融合させる。こうした積み重ねが、将来にわたって安定したものづくりを続けるための土台になります。

ハマツールの強みは、工具を「作る」だけでなく、課題を考え「設計する」こと

株式会社ハマツールは、1971年の創業以来、特殊切削工具の設計・製造に取り組んできました。

超硬合金やハイスを用いた特殊切削工具を、お客様の加工内容や用途に合わせて設計・製作しています。

私たちの強みは、単にご要望どおりの工具を製作することだけではありません。

お客様がどのような材料を加工するのか。どのような形状や精度が求められるのか。使用する設備や加工条件にはどのような制約があるのか。

こうした条件を考慮しながら、工具の形状、材質、刃先設計などを検討し、課題に合った解決策を追求することを大切にしています。

標準工具では対応が難しい加工や、複雑な形状、高い精度が求められる加工では、工具そのものの設計が重要になります。

「この形状を加工できる工具はないだろうか」

「加工工程を集約できないだろうか」

「工具交換や段取り替えを減らせないだろうか」

「加工品質を安定させ、生産性を高めたい」

こうしたご相談に対し、どうすれば実現できるのかを考え抜き、設計と製造の両面から可能性を探る。それがハマツールの目指すものづくりです。

工具の工夫が、人手不足の製造現場を支える

人手不足への対策は、採用や教育だけではありません。毎日の製造工程を見直し、作業の負担や無駄を減らすことも重要です。

例えば、特殊切削工具の設計を工夫することで、複数の加工を一つの工具に集約できる場合があります。工具交換や段取り替えの回数を減らせれば、作業時間の短縮につながる可能性があります。

また、加工する材料や設備に適した工具を選定することで、加工の安定化や手直しの低減が期待できるケースもあります。

こうした改善は、限られた人員で生産を続けるための一つの手段です。

もちろん、すべての課題を工具だけで解決できるわけではありません。設備、加工条件、製品形状などを含めて検討することが必要です。

だからこそ、現場の課題を丁寧に理解し、工具の設計から何ができるのかを考えることが大切です。

ハマツールは、熟練技術者の経験と知識、設備の能力、工具設計の工夫を組み合わせ、お客様の加工課題の解決と生産性向上に貢献していきます。

人を育て、技術を磨き、次の100年へ

中小製造業がこれからも成長していくためには、人材の確保、技術の継承、職場環境の改善、そして生産性の向上を、一体として考えることが重要です。

女性も男性も、一人ひとりが能力を発揮できること。未経験からでも技術を学び、オペレーターから熟練技術者、そして職人へと成長できること。熟練者の技術と設備の力を融合し、新しい課題に挑戦できること。

ハマツールは、こうした人づくりと技術の積み重ねを大切にしながら、お客様のものづくりを支えていきます。

人手不足という社会課題に向き合い、自らも変化と成長を続ける。そして、特殊切削工具の設計・製造を通じて、お客様の現場に新たな可能性を生み出していく。

人を育て、技術を磨き、工具の工夫で製造現場の未来を支える。

それが、ハマツールの目指すものづくりです。

加工のお困りごと、ハマツールにご相談ください

標準工具では対応が難しい加工、工程集約による生産性向上、工具の形状や仕様の見直しなど、現場のお悩みはありませんか。

ハマツールは、お客様の加工課題を理解し、特殊切削工具の設計・製造を通じて解決策を考えます。

「こんな工具は作れないだろうか」

「今の加工方法を改善できないだろうか」

そのようなご相談から、新しいものづくりが始まります。

特殊切削工具に関するご相談、お見積もりのご依頼、技術的なお問い合わせなど、ぜひお気軽にご連絡ください。

株式会社ハマツールは、お客様のものづくりを支える技術パートナーとして、課題解決に取り組んでまいります。

お問い合わせはこちら

公式インスタグラムでは現場の最新情報を日々更新中!ぜひご覧ください♪
▶ハマツール公式Instagramはこちら

▼その他コラム記事もぜひご活用ください♪

関連記事

超硬工具スクラップの国内循環が急務に|日本機械工具工業会ガイドライン改定が製造現場に突きつける「廃工具管理」の新常識

ものづくりワールド東京2026 出展直前レポート|ブースで体験できる4つのこと

ものづくりワールド東京2026 機械要素技術展(M-Tech)でハマツールが伝えたいこと

ものづくりワールド東京2026 御礼|ブースにお越しくださった皆さまへ

超硬とハイスの良いとこどり!単価上昇・納期長期化を乗り切るオーダーメイド切削工具戦略

航空機部品加工における特殊切削工具の最新トレンド

ものづくりワールド東京2026 明日、東京ビッグサイトへ行く前に5分で読んでください

信州エアロスペース・バレーフォーラム2026に参加|航空・宇宙産業を支える特殊切削工具